2004グリーンバレー(夏)レポート

(by船長っ)

日時:2004年8月1日         

場所:夢大地特設コース(熊本県)  

バイク:TT250R            

タイヤ:前S12(使い古し)、      

     後コンペ3(使い古し)      

 2月の天草ATラリーに出て以来、謎の胸痛でしばらくバイクに乗っていなかったのですが、約半年ぶりに出てみることにしました。ファクトリー主催のレースは始めてで、当然コースも初めてです。ただ、10年ほど前にこのコースの近くであった阿蘇オープンに出たことがあります。1月で雨のレースでした。黒土にはまり、前進できなくなって、チェッカーまでコース上で宴会した苦い経験(?)があります。進めなくなった場所から帰るにはコースを逆走するしかなくて、終了まで待っていたわけです。走りもせず待つだけって言うのは、この1月という時期では地獄です。めやくちゃ寒いんですね。で、同じく進めなくなった人4人ぐらいで宴会していたわけです。その中の一人がなぜかウイスキーを携帯していたので、あまりの寒さにみんなで回し飲みしたわけです。

 思えばこのTT250Rで出た最初のレースでした。

 さて、エントリーしたのは良いんですが、船長っはバイクに乗っていない云々以前に、バンクのエンジンはかかるのかな?て言う状態でした。

とりあえず、整備してエンジンのかかることをチェック?ついでに電装系に不安があったので、コネクター類を抜き差しして整備終了。タイヤは、使い古しのコンペ3にしました。 どうやら台風が接近しているようで、当日の天候が危ぶまれました。たにやんの宴会メニューも今回は無いと言うことで何となく寂しい感じです。さらにたにやんは禁酒しているらしく、「前夜も禁酒」と宣言してます。マジですか?って感じです。

 31日の11時頃出発して途中で買い物しました。宴会メニューのあてがないので、今回の食事は自前と言うことになります。メニューを考えたあげく、凝ったものは面倒なので、「豚キムチ丼」を作ることにしました。


レシピ

     ○しゃぶしゃぶ用豚肉  適量

     ○キムチ          適量

     ○うどんつゆ       1人前あれば十分

     ○米            適量

     ○卵            1個

     1.米を炊く

     2.フライパンに油を引いて豚肉を軽く炒める

     3.豚肉に火が通るか通らないか位でキムチを投入して合わせる

     4.キムチの汁が沸騰してきたらうどんつゆ半人前を投入

     5.再び沸騰したら炊いた米の上につゆごとかける

     6.その上に生卵を落とす

     7.熱いうちに食う

       ※「適量」=適当です

 夕食はこの豚キムチ丼で済ましたのですが、前夜のビール(と言うか発泡酒ですが)は欠かせません。いつものように飲むのですが、なんか雰囲気が違うんですねぇ。そうです、たにやんが一滴も飲まないんです。なんだかちょっと寂しい気分ですが、その意志の硬さに参りました。雨も降ったりやんだりで、場も持たず早めに寝ることにしました。

 当日、少し遅れたスケジュールで車検を済まして、スタート予定も若干遅れて11時40分スタートになりました。今回はかなり時間的余裕があって、トイレはもちろん、気持ちの準備もばっちりでした。

 早めにスタートラインに並んだのですが、なかなかスタートしません。真夏だというのに台風10号の影響か雨が降っていて少し寒いぐらいです。結局スタートは12時前。たにやんと新人君は船長っの2列ぐらい前からのスタート。1台ずつのスタートでしたが、結構スムーズに出ていきます。babanbanと闘魂さんは船長っと同じ列で船長っよりも先にスタートしていきました。

 ハナから追いつく気はなかったのでゆっくりと船長っもスタート。スタート直後、すぐにちょっと渋滞。少しだけラインが開くのを待ってすぐに通過できました。雨は降っていたのですが、10年前の阿蘇オープンに比べたらだいぶんましなようです。中古のコンペ3でも結構グリップするので先に進むだけならなんとかなりました。しかし、轍の入ったぐちゃぐちゃの道は普通に走るのがしんどいんですね。船長っはすぐに腕が上がってしまい、バタバタと転けるのでした。転けるとよけいに体力を消耗するので、さらにバテバテになっていきます。途中2カ所ぐらい渋滞してる部分があってやっぱりラインが開くまで待ってから通過しました。バテバテになっていて力が入らず苦労するところもありましたが、途方に暮れるほどの場所は無かったですね。 
 すぐに体力を使い果たして休み休み走っていたら、新人君がラップしていきました。彼は今回はじめてのエンデューロレースなはずなんですが・・・めちゃくちゃ速いです。ロードレースをやっていると言うことですが、はじめてであんな走りを見せられたら・・・・船長っバイクやめようかな?と思ってしまいますよ。今後が楽しみです。

 そんな感じであんまり無い自信をさらに喪失していたところに、今度はたにやんがラップしていきました。これまたたにやんもかなり「乗れてる」って感じでした。本人曰く「このバイクはベストマッチ」だそうですが、やっぱり禁欲生活と日頃の鍛錬の成果なんでしょうね。

 かたや、船長っは2月のラリー以降、ほとんどバイクに乗っていなかったんですね。通勤や街乗りさえもほとんどなしの状態でした。一時期、体の調子が悪くて乗れなかったこともあったんですが、それ以上に日頃の自堕落な生活の成果でしょう???

 ドロドロのコースは久しぶりに楽しさもあったのですが、重い泥の固まりが飛んで来るので下を向いてこらえていたら、だんだん頭が重くなってきて「なんでかなぁ?」と思ったら、ヘルメットの上に泥団子が沢山付いてました。「これは、ちょっと上向かなきゃ」と思って上を向いたら鼻の穴に泥団子直撃!ちょうど吸ったところだったので半分ほど泥が入っちゃいました。

 そんなこんなで、1周して帰ってきたら既に1時間40分ほどかかってました。あぁ、これじゃ2周目は・・・。と弱気になっていたら、昭和寮の梁瀬君に「2周目は?」と強要・・・じゃなくて励まされて2周目に突入しました。
 せっかく2周目に入ったんだから楽しもうと、お気楽に前に進んでいきます。すると、昭和寮のtadashiさん発見。コース左側にバイクを止めてヘルメットも脱いでいます。「ああ、これは何かトラブルだなぁ」と思って休憩がてら停車。tadashiさんはオイルキャップが外れてミッションに泥が入ったと言うことでした。今回は御愁傷様でした、いつもの笑顔に若干の哀愁が漂ってましたよ>tadashiさん。
 話が前後してるかもしれないのですが、右に曲がりながらの登りの所、1周目にも引っかかってそのときは、まぁ無事に通過したのですが、今度は轍が深くなっていたんですよ。あんまり苦労していなかったので、そのまま入ったら・・・・見事にハマッてしまいました。よく見ると誰もそこを走っていないんです。すぐ左側のステアケースを上って行ってるんです。「あ・・・あれぇ?」って感じです。どうにも進めなくなってしまったのですが、中途半端に上ってしまったので、なかなか出られず、いつものように轍を列車のようにバックしていきます。そのままバックすると延々下まで降りなければならなそうだったので、途中でバイクを引き上げて左を向けて脱出。ステアケースの方から攻めてみます。ステアケースは普通に通過する予定だったのですが、途中でズルッと体が遅れてしまって、結局いつもの放り投げでした。

 ズルズルヌタヌタのコースはちょっとアクセルを開けただけでバイクが横を向いたりするので、ゆっくり進みます。ゆっくり進むとこんなコースでは疲れてくるので、ちょっと飛ばしてみたりもするのですが、すぐにバイクが横を向いて転けてしまいます。それでも平坦なところが割と多いので、進めないことはありませんでした。

 2周目はゆっくり走ったつもりだったのですが、結果的には1周目より速くて1時間15分ほどでした。ちょうどチェッカーが振られていて、そのままゴールとなりました。

 そう言えば、今回はトラブルが少なかったですね。いつもの電装系トラブルは、事前にコネクター類をチェックした甲斐があったらしく、なしでした。

 一つだけ、前輪のブレーキが効かなくなったのですが、今回のレースではさほど問題になりませんでした。

 毎回のことですが、練習不足を痛感してしまいました。レース後は「もっと練習してやる!!」と思うのですが、なぜかいつもぶっつけ本番!!になってしまうんですねぇ。何でだろう?今回もめげずにまた「練習しよう!」と思った船長っでした。

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