03阿蘇オープン
hirockのレポート
*****前置き*****
hirockは我が「鬼岳オフロードRC」の期待の新人である。オフロードライダーの高齢化(?)が進む中、 彼はまだ20半ば。これからどんどん上手くなっていくことでしょう!!船長っも応援しますぞ!! |
島で生活する私HIROCKのレース参戦はまず船に乗ることから始まる。波が高いと船は揺れ酔いまくり、
レースも波同じく雨が降れば波乱にみちたレース展開になる。
うれしいことにレース前日は波も静かで雨もナシ、快適な航海、順調な走り?(になるはずだった)。
今回は船長っと自分の二人で参戦した(たにやんはバイクのパワーアップにお金を使ったために
参戦を断念)
高速を走り会場に着いたのは深夜12時過ぎ、周りのみなさんは寝ているよう。二人でライトの明かりを頼りに
お湯を沸かしコーヒーと鍋焼きうどんを震えながら食べた。船長っは準備万端で暖かそうな服とシュラフ二枚
重ねで快眠、僕は阿蘇の寒さをなめていた為微妙に暖かい服とペラペラシュラフ1枚で寒さに何度も目をさ
ました・・・
朝会場を散歩しているとCクラス優勝商品のXR100が目にとまります(あれが貰えるのだとレース前は勝手
に興奮していた)
準備を済ませスタート地点にバイクを並べます。このとき僕のバイクのノーマルの排気音などほかのバイクの音で聞こえることもなくただ静かにスタートを待つ。トップ集団がスタートし始め次々とみなさん走り出します。 僕もゆっくりスタート!モトクロスコースを何事もなくクリア(野母崎で練習したから)次は川、未知の世界です。ドキドキしながら突入!が、あら不思議、水と2stの甘い排気を浴びながらスムーズにクリア(マジですか ?by船長っ)していきます。ランツァ車高低いから余裕です。 |
またも初体験のアイスバーン林道、tm125の選手と張り合いました、橋の下に落ちそうになりました。追突されました。しかしここまでは自分に酔いしれながらニヤニヤ笑顔をうかべながら走りました。 がしかし阿蘇オープンそんなに甘くはありませんでした。黒土の登場です。2年分はコケました。坂でハマリ、川で抜いた選手に抜かれ短気な僕はバイクを二回蹴り、地面を1回叩きました。愚か者です。 |
しかしランツァは僕を見捨てることなく前に進んでくれました。次の坂に行くと渋滞してます。みなさん二周三周してきてるので坂には轍ができてみなさんハマッてます。車高の低いランツァはこういうとき苦労します。 |
ワダチを行けない僕は周りを見回して行けるとこを探します。そして見つけました登れそうな坂を!近くにい
たライダーに「ここ登れそうですね」と話しかける。するとチャレンジャー精神旺盛なエンデューロライダーは
やはり挑戦します。僕はそれを見学して行けるかどうか判断して挑戦します。
まず1回目イイとこまで行きますが失敗、2回目船長っも見守るなか挑戦!見事木に激突、フロントフェンダ
ー骨折、3回目ようやく登頂成功!このときもまた自分に酔いしれる。
そして順調に走っているとまたも坂出現!(もう坂はいいからはやく1周させてくれ!そういう目で坂を見上げ
る)
この状況をパチスロで例えるなら朝イチで台に座りBIGが1回も来ずハマリにハマッて「来たぁ!」と思ったら
REGみたいなそんな感じでした。
この坂も1発では登れません。そんなハマッてる僕を見てZIMてふが「どうしても完走したい?」と聞いてくる
ので
素直に「はい!完走したいです」(そう思うのは大事なことだよ・・by船長)と答えた。何かものすごい技を教授
してくれるのかなと期待していると「空気圧抜こう!音が鳴らなくなるくらいまで抜いて」・・・それだけで登れる
の?不安を抱きながらアタック!・・・登れました、ZIMてふはニコッとして消えていきました。ありがとう、ZIM
てふ。
コースも終盤にさしかかり僕はプロジェクトXのエンディングテーマ「ヘッドライト、テールライト」を知らぬ間に
歌っていた。するとコース脇にテールライトとナンバーが!!どうもKTMのテールみたい、心やさしい僕はそ
れを自分のバイクのヘッドライトにのせてゴールへと走り出した。そしてKTMのテントに届けた。大楽さんは
終始笑顔だった。初レースは完走で幕を閉じた。しかし1周・・・第二戦のSAFARIはもっと頑張りたい、勝ち
たい。