3月10日 ・・・・えーっと、失敗をこれだけ重ねてしまうと、書き出しがなんと書いて良いやら・・・・。 先週川から採取してきたヌマエビが今日見てみると抱卵していました。まだ抱卵が始まったばかりらしく、卵の量が少ないですが、間違いなく抱卵しています。 今回の準備状況ですが、汽水水槽は昨年の6月から稼働中の水槽です。昨夏に水苔を一握りほど入れていたのですが、今ではすっかり茶色になって、原型をほとんどとどめていない状態です。 この汽水水槽、今回は外部濾過とスポンジフィルターです。抱卵確認後、汽水の約2/3(7リットルぐらい)を水換えしました。海水は近くの漁港から汲んできた天然海水を、真水はエビ水槽の物を使用しました。 さらに、今回は麦飯石溶液を水換えの時に入れてみました。 あと、外部フィルターの浮泥の投入を予定しています。 |
これは抱卵を確認してから5日後、3月15日の様子。 |
今回使用したFlexの麦飯石溶液 |
![]() 麦飯石溶液を入れた直後の様子 |
抱卵を確認してから約2週間がたちました。卵の様子は少し透明感が出てきたような感じでしたので、親エビごと隔離しました。
汽水水槽の方には濃縮ナンノクロロプシスを投入。それと、今回は外部フィルターから取り出した浮泥を投入しました。浮泥にしてもナンノにしてももっと早く入れた方が良かったのかもしれませんが、今回の汽水は十分前から稼働させていますし、「インフゾリア」って言うんですかね、バクテリアか単細胞生物かなんかのコロニーみたいなやつもできてることだし。まぁ、前回までと比べるとだいぶんましな汽水に仕上がっていると思うんですが。
ところで、隔離したヌマエビ君、なかなか放卵しませんねぇ・・・・。ちと早すぎたかな・・・。
発眼してるんですけどね・・・・
汽水水槽の様子。ナンノクロロプシスを入れて緑色。
インフゾリア?
後日浮泥も投入しました。
3月27日(1日目)
抱卵エビの隔離がちょっと早すぎた感があったのですが、バラバラとゾエアが誕生しているようです。 走光性を利用してゾエアを集め、30人ほど汽水水槽に投入しました。母親エビはまだ相当数の卵を抱えたままですが、この調子だとバラバラ出産を続けるのではないかと思われます。 |
![]() 今回のゾエア君。頑張ってくれ・・・ |
3月29日(3日目)
今日もバラバラとゾエア君が誕生してました。見当50匹程度を汽水水槽に追加投入してみました。 投入前に27日投入分のゾエア君を捜してみましたが、1匹のみ確認できました。元々投入量が少ないので見つけるのは一苦労です。 |
3月31日(5日目)
汽水水槽の中のゾエア君を探してみましたが、何とか一人を確認できました。見た目、さほど成長した様子はありません。ものを食べている様子も無いようです。水温は現在、日中で22度程度で推移しているようです。 |
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4月1日(6日目)
隔離中のヌマエビ(親)からバラバラとゾエアが誕生していたのですが、今日でほとんどのゾエアが誕生したようです。 本日、すべてのゾエア君を汽水水槽に投入し、ヌマエビ(親)は真水の水槽に帰しました。 |
4月3日(8日目)
途中追加したゾエアがあるので、当初からの生き残りかどうかはわかりませんが、多数のゾエア君を確認できました。腸の様子を気にしているのですが、まだあまり食べていないような感じです。 |
4月8日(13日目)
最後にゾエア君を投入してから1週間がたちました。本日の観察ではゾエア君は水槽の壁面に張り付いていて、浮遊しているものは発見できませんでした。壁の1面だけをざっと見たら10匹程度は確認できました。 一昨日、顕微鏡で撮影してみましたが、若干大きくなった印象を受けました。成長しているんでしょうか? |
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![]() わずかながらも食べているんでしょうか?腸ははっきり写ります。 |
![]() 腕はかなり長いようで、体長の1〜2/3ほどあるように見えます。 |
4月10日(15日目)
水槽の1面を観察したところ、張り付いているゾエアは6匹確認できました。浮遊しているものも1匹確認しましたが、総数はだいぶん数は減ってきたようです。 若干大きく見えるゾエア君たち。形の変化はわかりませんが、成長しているんだと思います。 今回は特に「えさ」は与えていません。その代わり、水槽内でほとんど分解して残骸のようになった水苔とインフゾリアが大量にあります。それと、他の水槽の外部フィルターから取った浮泥が入っています。ゾエアたちはこれらを食べているんだろうと思います。えさを外部から入れないことで、水質も保たれているんだろうと思います。 なんとなく、今回は良さそうな気が・・・・・・します。 |
![]() 漂っているものはわずかで、ほとんどが壁面や堆積物等に張り付いているようです。 |