ヒメヌマエビの繁殖Part2

 第一弾は、あえなく失敗。水質が原因?それとも餌?水温?・・・確実なのは「水質が非常に悪かったこと」である。

7月5日(1日目)

  隔離していたヒメヌマエビと、他の水槽で孵化しているものが居たので10〜20匹程度確保。

 汽水水槽を立ち上げなおして、それらを入れる。今度はテングサが最初から入っている。 夜、汽水水槽を観察。暗くした部屋でペンライトをあてると、さっき入れたゾエア君たちが寄ってくる。テトラミンを粉末のまま与えると、不器用に近づいて抱きついた。気のせいかと思ったが、その後もそのような行動が見られた。餌を食べているらしい。臭いではなく目で見て追っているような気がする。

 明日からはテトラミンもクロレラも、水を加えずにすりつぶして与えることにする。

7月7日(3日目)

 汽水水槽がうまくいかないのは、「水質の維持」が出来ないことが主因のような気がする。そこで、底面フィルター(バイオフィルターmini)+ブリージングフィルターS+バイオビーズ+ヤシ殻活性炭を水槽に追加セット。底砂とテングサ(海藻)を加えて、第二弾の対策にした。今度こそがんばるぞ。

 そう言えば七夕だし、ヒメヌマエビ繁殖を願って短冊にすれば良かったな。せっかく笹を取ってきて作ったのに・・・。
こいつらをセットして着底を目指すのだ!

7月8日(4日目)

 汽水水槽の水質は比較的良好だ。水換えを1/3程度(1.5リットル)行った。

ゾエア君たちもフィルターに吸い込まれた様子もなく順調のようだ。クロレラとテトラミンをそれぞれ細かくすりつぶして与える。食べている様子は確認できない。

 第一から汽水水槽まで水温が高い。除湿器の運転と部屋の中に干された洗濯物で部屋がうだるようだ。水温は第一と第二が29.5℃、第三(汽水)も28℃ほど。ファンは、一日中回りっぱなし。水の減るのが速い。
新生ゾエアタンク

7月9日(5日目)

 汽水水槽の水質は良くはなっていないが、悪くもなっていない。ある程度フィルターの効果があるようだ。ゾエア君たちもさほど減った様子はない。第2水槽で5〜6匹のゾエア君を確認。スポイトで吸って汽水に移す。水温が30℃になっている。危ない。

 汽水水槽は、今日も1.5リットルの水換え。餌はクロレラ(1錠)をすりつぶして与えた。

第一と第二水槽は、蒸発分を補充した。

 それにしても蒸発が速い・・。その割に水温は下がらないし。
もうすぐ生まれるので、入院中です

7月10日(6日目)

 朝、出勤前にテトラミンをさらにすりつぶして与える。昨日、寝る前にテトラミンを与えたら、何となく食べているような気がしたので、今朝もやってみたけど、さほど食べている様子はない。

 昨日の水温が心配だったが、今日はファンが時々とまる程度で26℃〜28℃ぐらいをキープしているようだ。

 汽水水槽の水質(アンモニア濃度)はだいぶん悪くなっている。餌を多めに与えているせいか?それとも昨日の高温で食べ残しが腐ったのかな?

 若干ゾエア君の数が減っているような気もするが、激減した様子はない。

 隔離しているトゲナシ君からゾエアが10匹程度孵っていた。スポイトですって汽水水槽に移す。汽水が汚れていたので、8割方の水を換えた。白濁等は無かったのだが・・見た目以上に汚れているということか。

7月11日(7日目)

 今朝も出勤前に餌をやる。今朝は少し数が減っているよう・・・。

 夕方のアンモニア濃度は5.0・・・ヤバ・・・。あわてて水換えをする。二回に分けて補充と吸い出しを交互に行ったので、ほとんどの水が交換されたはず。

 大きなゾエア君は少し赤みがかっているような気がする。

 明日から、日曜日の夕方まで家を出るので、かなり心配。ちゃんと生き残ってくれぇ。

7月14日(10日目)

 12日から家を空けていたので、おそるおそる水槽を見てみた。水が恐ろしく減っている。汽水のほうはもはや、100%海水かも。隔離してあった、トゲナシヌマエビのゾエアが大量に生まれていたので、こちらの淡水をゾエア君と一緒に汽水(?)水槽に移す。 前から入っているゾエア君たちはだいぶん減っていたが、10人以上は生き残った様子。 第二水槽のポンプの勢いが良すぎる。家を空ける前まではちょうど良いか少し弱々しいぐらいだったのに。ストレーナーにかぶせてあるネットについてた水草の切れ端やゴミがきれいになくなっていた。エビ君たちが食べたのだろうか?

7月15日(11日目)

 朝、汽水水槽のゾエア君は若干減ったような気がする。第2弾当初からの彼ら(10人程度の生き残り)はどこに行ったのやら、混ざってしまって分からない。

 夕方の水温は第一第二ともに29℃。汽水は27℃だった。水の減り方は速い。

昨日、外に放置してあるバケツを見たら、ミナミヌマエビが増えていた。今日はバケツにも水を足してやった。

7月16日(12日目)

 今朝はゾエア君がいちだんと減ったような気がする。少し赤みを帯びていた先発組の生き残り10人はどこへ行ったのだろう?

 朝はテトラミンベビーを与えた。第一と第二水槽にも熱帯魚用の餌を砕いて与える。

 夕方、汽水水槽の水換えをした。1/3程度。替えた汽水はポリタンクに入れて外に2〜3日放置したもの。

 夕方のゾエア君の数はだいぶん減って、全部で20〜30人というところか。

7月17日(13日目)

 ゾエア君は激減。今日は4〜5人ぐらいしか確認できない。とりあえず、蒸発分の真水を足す。テトラミンベビーをさらにすりつぶしてあたえる。

 残ったゾエア君たちは若干大きくなっているような気がするが・・・気のせいかも。色も白ぽいし。

 第二水槽はどなたかが☆になった模様。ほかの人たちの食事になってました・・。

7月22日(18日目)(1日目)

 週末は職場のメンバーでキャンプに行っていてエビ君たちの面倒がみれなかった。

今日はヒメヌマエビとトゲナシヌマエビのゾエアが大量に孵っていた。

汽水水槽は、ゾエア君はかなり減って数匹が確認できるのみ。彼らに混じって今日のゾエア君を大量に投入。

 投入後のゾエア君は水槽の壁に張り付いていた。だいぶん苔が生えてきているので、それを食べているのかな?

 フィルター類にバクテリアが繁殖していることを祈りつつ、今度こそ成功したい。

7月23日(19日目)(2日目)

 昨日汽水水槽に移ったゾエア君たちは今日も元気だ。まぁ、いつも最初の2〜3日は調子がいいんだけど。

 今回は水槽にコケも生えてきているし、水は前回までよりよくなっているはずだ・・・と思いたい。

 ゾエア君たちには餌は与えていない。どうも、壁にくっついてなにやら食べているような気がするし、水質悪化が怖いので必要以上に与えたくない。

 ほかの水槽は水温が29℃もある。第二水槽のミゾレ君がお亡くなりになった模様。トゲナシの一匹が彼の亡骸を抱えて悲しんでいた。(って本当は食べていたんだけどね)

7月25日(21日目)(3日目)

 昨日と今朝、テトラミンベビーをすりつぶして与えた。

 ゾエア君の数はかなり減っている。正確には数えられないが20〜30匹程度だろう。

第一水槽と第二水槽の水温が高く、29℃と29.5℃。汽水水槽は27℃。

7月30日(26日目)(8日目)

 一昨日ぐらいから、ゾエア君の姿が見えない。今日も目を凝らして探してみたけど・・見つけられない・・・。

どうやら今回も失敗した模様。

 失敗の要因は思い当たる節が多すぎて・・・困ったなぁ。

   1水質・・・・・フィルターも付けたのであとはバクテリアの繁殖が決め手?

   2餌・・・・・・車エビは養成期は餌を「濾し取る」様に食べるらしい。生物の死骸やバクテリアの塊

          などで水が濁った状態なら最初は餌に問題ないかも。その後成長すると目に見える

          ぐらいの粒の餌を食べるようだ。

          ヒメヌマエビのゾエアもテトラミンベビーの粒を抱いているところを見たことがある。幼少

          期の給餌(水槽の撹拌など)が不足していたかも。

   3水温・・・・PCファンのおかげで28℃以上になることはないが、春と秋に比べると高温すぎるかも。

   4水槽の大きさ・・えび道によると、「30cm」が最低ラインのようだ。しかし、ペットボトルで成功して

              いる人もいるようなので、一概にそうは言えないかも。

              うちのはテトラの「メダカ飼育セット」の水槽17cmのキューブで約5リットルある。

以上の問題点を洗い直して、次回こそは・・・。

 第二水槽の2世代目のミナミヌマエビが抱卵していた。久しぶりに見る大卵型。水温が高めで心配だけど、がんばって3世代目の誕生!!といきたなぁ。

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