ヒメトゲナシヌマエビの繁殖Part6(前回からの続きです)

11月23日(6日目)

 今日は例の餌(ナンノクロロプシスとテトラセルミス)をもらってきました。

生の濃縮だそうで、冷蔵庫に入れておけば当分はもつそうです。培養もさほど難しくないようで、肥料をおれてエアレーションをかけて日の当たるところにおけば増えるそうです。ナンノの方は自分で動けないので、エアレーションをかけないと沈殿してしまうそうですが、テトラ(魚じゃないよ)は繊毛があって自分で動くので、特に攪拌しなくても沈殿することはないのだそうです。

新しい餌

 簡単に増殖できると言うことでしたが、相手は「プロ」だからなぁ、ちょっと不安は残るところです。

 水槽のゾエアは全滅しましたが、ペットボトルの方は、まだ生存しています。早速、テトラを与えてみました。当然食べているところは観察できませんが、食べてくれたかな?

 次期ゾエア君用の水槽(プラケース)は、今日とってきた青のり付きの石を入れて屋外に設置しました。次のゾエア君たちが生まれたらそっちに入れてみようと思います。

 親の水槽に「ライブカメラ」を設置しました。まだテスト中ですが公開しています。

 

11月26日(1日目)

 隔離していたドゲナシヌマエビからゾエアが約20人ほど孵っていました。早速屋外に設置したプラケースに入れました。

 今回からは、

○屋外に設置

○餌としてテトラセルミスとナンノクロロプシスを与える

○青のり付きの石ころを入れる

という点が前回までと異なります。ただ外が寒くなってきたのが気がかりですが。

 ペットボトルは今日で9日目です。まだたくさんのゾエア君が生きています。観察してみるとちょっと大きくなっているように見えます。そこで写真を撮ってみました。

 

こちらは、生まれたてのゾエア君、体長は1.2〜1.3mm  そしてこれがペットボトル9日目のゾエア君。体長1.7〜1.8mm程あります。成長してる!!

 

生まれたて 9日目

 

11月27日

 今日は北西の風が吹いていて寒い一日でした。外のゾエア君がちょっと心配です。

エビのライブカメラを設置してテストしていましたが、夜の照明を消したいので「赤外線仕様」にしてみました。赤外線LEDを使用した投光器と安物のデジカメの赤外カットフィルターを取り外して使用しています。昼間のカラーバランスとピントがいまいちですが、夜の赤外線の映像は、色こそ出ませんが前よりシャープです。単色光なので収差が出ないんですね。

今日から、ペットボトルと外のプラケースを分けて記録します。

プラケース(2日目)

 今日も隔離してたトゲナシヌマエビからゾエアが20人ほど孵っていました。昨日に引き続き外のプラケースに移っていただきました。

 夜の水温を測ってみると9℃。やばそうなので屋内に引き上げました。新たな設置場所は窓際の日が当たる場所に設置。今までペットボトルもこの位置なので、二つ並ぶことになりました。今日のゾエア君投入前に中のゾエア君を確認してみたのですが・・・一人も確認できませんでした。青のりの生えた石や、ナンノ等の餌を投入したせいで水が濁っていて見えにくいだけかも・・・そう思いたい今日この頃です。

ペットボトル(10日目)

 こちらはまだ数十人はいるようです。こっちの水も餌で濁っているのですが、容器が小さいのでわりと確認しやすいです。水は濁っていますが、おそらくナンノやテトラなどの植物プランクトンが生きているので、さほど水質は悪くないんだと思います。

11月28日

 今日は昨日よりはやや暖かいようです。部屋の中に引き上げたプラケースの水温も、今日は15℃ぐらい。

プラケース(3日目)

 今日はプラケースの中のゾエア君が何人も確認できました。昨日ゾエア君たちを投入したばかりなので、当たり前といえば当たり前ですが。

 石に付いている青のりも枯れる様子が無く青々しています。水は濁っているのですが、全体に緑がかっていて、餌として入れたナンノとテトラのせいだと思います。ということは餌はまだふんだんにあると言うことでしょうか?

 コペーポーダと思われる生物が発生していました。中に入れてある石ころに付いてきたヤツかもしれませんが、水質は理想のものに近づいているような気がします。

ペットボトル(11日目)

 こちらのゾエア君、相変わらず好調です。こちらの水も緑色に濁っていて、エアレーションで少しだけ泡立つ状態です。ボトルの内側に藻が付き始めたので観察しにくくなってきましたが、ちょっと大きめのゾエア君が多数確認できました。

 隔離中のトゲナシ君から今日も20人ほどのゾエア君をこっちに移しました


 引っ越しのドタバタの結果、ゾエア君、全滅でした。今回も失敗です。次回こそは・・・・・。

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