トゲナシヌマエビの繁殖 Part7

前回は、上手くいきそうだったにもかかわらず、住居の引っ越しのためにあえなく全滅してしまいました。

今回はベランダにて、準備万端。今回こそは成功を・・・・。

5月6日

 久しぶりにトゲナシ君の抱卵を確認。そろそろ準備しなくては。


5月8日

 この前抱卵した人とは別のトゲナシ君が抱卵。どうやら抱卵ラッシュ。別の水槽のミナミ君も抱卵。これは忙しくなりそうだ。水温が高くなったからかなぁ?今日は棚の上段に設置してあるテナガ君の水槽は30℃を突破、下段の水槽でも28℃前後。

5月17日

 抱卵しているトゲナシ君3人を隔離してみる。観察してみると、まだ発眼が完全ではない様子。明日まで様子を見てもとの水槽に戻すつもり。

5月18日

 隔離していたトゲナシ君3人はもとの水槽に戻っていただいた。あと1週間ほど様子を見るのが良いようだ。汽水水槽は先週掃除をして、ベランダに設置しているが、ちょっとグリーンになってきた。テトラセラミスかナンノクロロプシスが増えてきたのかな?汽水水槽を掃除したら、中からゴカイが何匹も出てきた。よかれと思ってい入れていた青のり付きの石ころと一緒に入っていたようで、中でしばらく生活していたらしい。

 別の水槽ではミナミの子供が沢山生まれている。

ミナミの子供

5月22日(1日目)

 抱卵しているトゲナシ君を観察してみると、発眼している。じっくり見てみると発ガンして、はち切れんばかりの人を発見。今回また3人ほど隔離。

 隔離して1時間もしないうちにゾエア君誕生。3人のうちの一人がさっそく出産をはじめているようだ。動画と写真を撮ってみるが、いまいちわかりにくい。

 ちなみに今日の潮は小潮(月齢21.6)

いつものように光で集めてスポイトで吸い取る方法で汽水水槽に移した。とりあえず生まれた分で50〜60人程度か?

 今回は汽水水槽に投入する前にPSBを5滴加えてみた。光合成バクテリアと言うヤツだ。プランクトンの発生飼料としての使用法もあると言うことなので、今回は、初期の水質維持と餌として少量を投入してみた。それにしてもPSB・・・・くさい。

発眼したトゲナシヌマエビの卵

生まれました!

5月24日(3日目)

 午後0時50分の水温は23℃。今日は曇っているので水温は低めだ。汽水の中のゾエア君はよく見ると確認できるが、ちょっと容器が大きいのでなかなか発見できない。

 今日もPSBを2滴追加。

 遅れて生まれたゾエア君2名を汽水水槽に追加投入。同時にテトラセルミスとナンノクロロプシスをそれぞれ1滴程度投入。(ナンノとテトラも・・・・くさい)

ルーペで拡大(10×)

5月25日(4日目)

 隔離していたトゲナシ君はそろそろ体力的にきついかも。もとの水槽に戻してやることにした。ゾエア君を一人発見したので、汽水水槽に移す。このときPSBを1滴加えた。

 汽水水槽の中は、まだまだゾエア君がいるようだ。ベランダに設置してあるプラケの中では、ゾエア君は少し黒っぽく見える。

 2リットルのペットボトルに70%汽水を2本作る。こちらもPSBを10滴ずつ入れてエアレーションをかけながらベランダに配置。

5月26日(5日目)

 今日もゾエア君は複数確認が出来た。プラケとは言ってもちょっと大きいので、なかなか発見できない。

 餌のナンノクロロプシス(濃縮)を2cc追加した。ナンノクロロプシスは大きさが3〜5マイクロm、テトラセルミスは10〜15マイクロmだそうで、初期の餌としてはナンノのほうが良いのかなぁとおもい追加してみた。

 ナンノも濃縮のヤツは冷蔵庫に入れてあるのだが、それとは別に増殖用(即餌用)のペットボトルを立ち上げた。中に園芸用の化学肥料を20粒ほど入れてエアレーションをかけている。今度からこっちのヤツを餌に使うつもり。

 汽水の中のゾエア君を一人取り出して写真を撮ってみた。あまり成長していない。

 きょうは東北地方で大地震があった。

今日は横向き
5月27日(6日目)

 夕方確認してみると、まだゾエア君は複数存在している様子だ。元々発見しにくいので、昨日に比べて減った感じでもない。

 もっと大きな写真が撮れないかと思って、顕微鏡の自作は出来ないものかと探ってみるが、断念。普通にルーペの倍率を上げることにした。

 ゾエア君は、まだあまり成長した様子が無く、なんだか不安。ひもじい思いをしているのでは???

今回の汽水水槽

手前はストック用の汽水ペットボトル

ゾエアの尻尾、ルーペの限界かな

ゾエアの尻尾、20倍のルーペとデジカメでの撮影

なんか、腕のようなものが・・・

横向きんのゾエア君

5月28日(7日目)

 今日でやっと1週間。今日もゾエア君は複数確認できた。昨日の夜、「やっぱりひもじいだろう」とPSBを10滴ほど投入した。

 今日はナンノ(濃縮)を0.5CC程投入した。ナンノ増殖用ペットボトルの方はまだいまいち「増殖」出来ていないようなので、今日は「濃縮」のほうにしてみた。

 夜10時の水温で25℃ほど。今日の日中は暑かったので、水温も結構上がったのかもしれない。

 外部フィルター自作のコンテンツを作ろうと思っていたが、雑用をやっているうちに遅い時間になってしまったので、断念。週末にはUPしたいなぁ。

5月29日(8日目)

 今日、夕方の水温は26℃。30分ほど汽水水槽を眺めるが、ゾエア君を発見できない。水の濁りが濃くなってきていることも原因だとは思うが、もしかして・・・・早くも全滅?

 夜になってからようやくゾエア君を発見できた。しかし、昨日までは複数を同時に見ることが出来たのだが、きょうは一人ずつしか見られない。本当に一人だけになってしまったのであろうか?まぁ、激減したことには変わりないようだ。

 今年はなんだか天気がおかしい。今シーズン2個目の台風が接近中だ。梅雨入りの前に既に2個目の台風・・・。普通このコースは梅雨明けの時のコースだと思うんだけど。

5月30日(9日目)

 ゾエア君、きょうは一人も発見できない。もしかしてこれって・・・・また?

5月31日(10日目)

 今日もゾエア君を発見できない。夜、まわりの明かりを消して、ヘッドランプの明かりで集めてみるが、集まってくるのは細かいミジンコのような人たちばかり。ゾエア君がいない。これはやっぱり、全滅??

6月1日(11日目)

 どうやら全滅してしまったようなので、汽水水槽をリセットした。フィルターのスポンジからは、以前駆除したはずのゴカイが何匹も出てきた。木酢液(50倍希釈)をしみこませてから水道水で洗った。汽水は濾過して再利用。水槽(プラケース)は水道水で洗った。

 今回は10日間だった・・。

(本当なら、ここから先は第8弾なんですが、引き続き第7弾としてまとめています。)

6月1日(1日目)

 既に隔離中のトゲナシ君から10人程度のゾエア君が孵ってた。さっそくリセット済みの汽水水槽に投入した。今回は投入前にビーカーの中で海水を加えて汽水にしたあと、PSB10滴(約1CC)を加え、さらに少量のすり潰した糠を与えてから水槽に投入した。

6月2日(2日目)

 さすがに今日は汽水水槽中のゾエア君の確認が出来た。「餌を食べていないかも」とのコオロギさんからの指摘もあって、エアレーションをもっと弱めてみた。

 トゲナシ君の脱卵した卵を自作の孵化器に入れて回していたら、今日は6人ほど孵っていました。昨日と同じ方法で汽水水槽に投入した。

 投入後、増殖中のナンノ入り汽水を50CC追加。

6月3日(3日目)

 今日も複数のゾエア君を確認できた。水の色がグリーンで濁っているのでなかなか発見できない。

6月4日(4日目)

 今日はヘッドランプを汽水水槽のわきで点灯してゾエア君たちに集まってもらった。同時に3人は確認できたので、さほど減ってもいない様子だ。

 増殖中の餌、ナンノを50CC追加。ナンノ増殖用ペットボトルの汽水が減ってきたので、約70%の汽水を200CC追加した。

 今日のゾエア君はひいき目に見るとちょっと大きくなっているような気がした。あくまでもひいき目・・・・。

6月5日(5日目)

 今日も数人のゾエア君を確認。自作顕微鏡で写真を撮ってみるが、あまりの像の甘さに愕然としてしまった。それはさておき、ゾエア君は成長しているようでもなかった。

6月6日(6日目)

 

 今日は飲み会で、何も面倒を見ていない。

6月7日(7日目)

 1日ぶりに観察してみたら、一人も確認できない。水が若干緑色ではあるが、白濁しているようだ。植物プランクトン用に肥料を入れた方がいいだろうか?ちょっと悩む。

 濁りで視程が悪いので、ゾエア君たちが確認できないだけかもしれない。様子を見ることにする。

 今日は培養中の餌を60CC投入した。

6月9日(9日目)

 第8弾、全滅のよう。しかし、汽水中に化学肥料を少量入れていたら、白濁が収まってきているようだ。少し透き通ったグリーンになってきた。しかし、次の抱卵トゲナシ君が控えているので、今日から第8弾に突入。

第8弾につづく

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